時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介
女優の蒼井優さんとお笑い芸人の山里さんが結婚されましたね。
記者会見で蒼井さんの「魔性の女」の異名について聞かれた山里さんが「よく笑ってよく泣く普通の女の子です。皆さんが心配されているようなことはありませんよ。」というようなことを答えたとき、蒼井さんはとなりで涙を流していました。
みんなが知らない「本当の自分」を誰よりも解ってくれていることへの安心感と幸福感で心が震えたのだと思いました。
うちは結婚して14年、交際期間から数えると18年一緒にいるのですが、ずっと仲良しで私は旦那さんのことがずっと好きなんですよね。
結婚すると恋愛感情が冷めてきたり、家族や兄妹みたいになるとよく言われます。特に出産を機にそれが一気に強まるというのを聞いてきたのですが、私は逆に出産を通してもっともっと旦那さんのことが好きになりました。
というのも、なかなか赤ちゃんが出てきてくれなくて、12分間隔で痛みが襲ってきてはまた引いていくという微弱陣痛で3日3晩苦しんだんですね。
もう全身が引き裂かれる痛みに床を握りしめて叫び声をあげるというのを何十時間もずっと繰り返すので、真っ暗なトンネルの中にいる感覚でもう痛くて辛くて「もうやだーー！！産めないーー！」と泣き叫んだ時、旦那さんがこう言ったんです。
「やよいは母親になるのにふさわしい人なんじゃけぇ！がんばれ！」と。
私はこの瞬間、自分が生きてきた中で頑張ってきたことや大変だったこと、経験してきたことのすべてが「母になること」へ吸収されていくのだと悟りました。
そして同時に結婚前のあの時と同じように、「この人の子供を産みたい！！」と再び強く思い、それからさらに2日かかかりましたが(地獄でした…笑)無事女の子を出産できました。
結婚してから8年間子供が出来ず独身時代の延長、恋人同士の延長のまま生活してきていたのでついつい仕事を優先してしまい、
強く激しくワガママだらけ好き放題の男性的な私の性格の中に「母性、女性性」を見出だしてくれていたんだと思うと、そんな自分のこともそんな彼のことも誇りに思ったのでした。
普段特に誉めてくれる人ではなかったのですが出産という、命がけであり奇跡の瞬間に「最大のリスペクト」の言葉を贈られるなんて思ってもみませんでした。
「自分で気づいている」本当の自分だけでなく、「自分も気づけていない」本当の自分を見出だしてくれ、表面上はどうであろうとそこを本質的に信じ続けてくれる存在がいることほど、女として生きていく上で安心感に包まれ心強いことはないと思いました。
でもこれは男性にとっても同じなので、実際私も旦那さんに対して結婚前から「頼りない男」とだと思ってきましたが、実はその表面のずっと奥の方では信じ続けてきた姿があったのです。
時間はかかりましたが、今「その姿」で私の前に存在しています。
深い愛で結ばれる男女の関係性を築くためには、まず女性から。でもその女性が目覚めるのをずっと待ってくれる男性の深い愛があってこそ。
山里さん、蒼井さん、おめでとうございます！
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