サインは、おわりのはじまり

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)

 

 

 

3月1日朝8時、さっき、一旦停止で捕まりました。

 

家を出てすぐのところで、覆面にやられました!

 

後ろからついてきた車が、おもむろに赤いサイレンを取り出し車の上に出したところをルームミラーから見た私は、急いでシートベルトをしました。

 

「私じゃないよね。このタイミングでサイレンの赤いやつ取り出すって、踏切の一旦停止だよね。じゃあちゃんと停まったから、大丈夫!」

 

と思ったら、やはり後ろからアナウンスされました。

 

近くの青空市場という、野菜を売る広場に止まりました。

 

「え? なんですか?」

 

とシートベルトをしたまま聞くと、

 

「一旦停止です」

 

というので、

 

「え、踏切の一旦停止止まりましたよ!」

 

と言ったら、

 

「違います、その手前の踏切の道路に出る前の、一旦停止のところです!」

 

ああ、止まってないわ!!!

たしかに、止まった記憶ないわ!

 

朝、娘を小学校に送るということで、わりと急いでいました。

 

というより、そこの一旦停止は、車が来ているか見えづらいので、一旦停止の線よりもう少し先で止まって、右から車が来ていないか確認していました。

 

来ていないことが分かると、そのまま進んでしまっていたんですよね。

 

私が悪い。

 

にしても! 悔しい!

 

「とりあえず、小学校に子供を送ってからでいいですか!?」

 

と言うと、

 

「あ、じゃあ、ついていきます」というではありませんか!

 

は!? アホか、何言ってんの!

子供の小学校の正門くぐった駐車場に警察来るって、おかしいだろ!

 

「いや、それはちょっとやめてください!」

 

と言うと、警察官もその図が想像できたのか、

 

「あ、じゃあ、ここで待ってますので」

 

と紳士な対応をしてくださいました。

 

待たせること10分。(の間に、ちょっとしたヒミツの出来事があり。めんky)

 

娘を学校まで送る間に、20回くらい「腹立つわー!」と繰り返し呟いていました。

 

でも、警察官を待たせている間に小2の娘と5才の息子が動揺しています。

 

「ママ、警察に捕まるの……? 腹立つって、警察が悪いの?」

 

いやいやいやいや!!

 

慌てた私は、この状況を説明しました!

 

「いや、警察の人は、ママが本当は停まらないといけないところを停まってないから、危ないですよって注意してくれているだけなんよ! 悪いのは、ママ! にしても腹立つ!

3月1日の朝イチで! あ、いや、違う! そうじゃない! ほんと、ママが悪いんだけど、せっかくのゴールドが! 腹立つわ~! あ、いや、違う! そうじゃない!

 

ママが、悪いのです。

 

これは、感謝しなければならないことなのです。

正直、あそこの一旦停止あんまり考えたことなかったわ。あんなところで止まっても見えないからさ! だけど、やっぱり危ないよ、うん。

 

捕まらないと、いつか事故になることもあったと思うわ!

 

てか、それより、こないだその一旦停止のところのすぐ向こうにある横断歩道があるのに、車が止まって歩行者を行かせないから、ママ怒ってたじゃん?

『あれは、信号なくても歩行者を優先しないといけないのに、誰も止まらない! あそこで覆面が張ってくれて捕まったらいいのに!』って!

 

そんなん言っとるママが捕まったわ!笑」

 

一人で喋っていました。

そのお陰で、私は落ち着きを取り戻しました。

 

そう、マジで、私が悪いし、こうやって掴まえてもらわないと、いつか危なったはずです。

 

娘を小学校に送り届け、青空市場に戻りました。

 

警察のあと、コンサルの先生にお誕生日プレゼントを送って、帰宅し、友達に「捕まった」とメールし、一気に記事を書き、書き終わった瞬間ピンポンが鳴り、その友達が送ってくれていたイチゴが届きました!

 

「大変申し訳ございませんでした」

 

車の中に促される私を見て不安そうにしている5才の息子ハルくんに、風の谷を守るために腐海に入っていくナウシカのように、親指を立ててニッコリ微笑みました。

 

「あの、あそこの踏切ではなく、その前の……」

 

「分かってます、分かってます、あそこね、止まってませんでした! すみません! 掴まえてくれてありがとうございました! もっと危ない事故になる前に掴まえてもらって良かったです! ありがとうございました!」

 

警察官二人は、プッと吹き出しました。

 

「願いってね、叶うんですよ。こないだあそこの横断歩道を止まらない車を捕まえてくれって言ってたところなんですよ。そしたら、私がすぐ近くの一旦停止で捕まっちゃったっていうね!」

 

警察官は「ああ、たしかにあそこは危ないですね。じゃあ、今度、そこ張りましょうかね」

と早速の第2回目の願望実現!

 

「いやいやいや、あんな家のすぐ近くで張られたら、私また何かで捕まりそうだからやめて! てか、張るなら先に教えて!」

 

と言うと、「そうですね~、お家はすぐそこのようですしね」とのこと。

張る前に教えてよ、絶対!

 

そんなこんなで、車から出ると。

 

ハルくんが……。

 

目に涙を浮かべて、私のご帰還を待っていました!

 

「ハルくん、大丈夫よ! ママは全然怒られてないよ! おまわりさんはママが危なくないようにちゃんと注意してくれただけだよ! ほら! ね! カッコいい~!」

 

今にも泣き出しそうなハルくんを後ろの戸を開けて抱っこしたら、おまわりさん2人が出てきてくれました。

 

「何才かな? 5才か~! 大丈夫だよ~」と2人でなだめてくれたのですが、ハルくんは私に抱きつき、憧れのおまわりさんを見ようとしません。

 

「本当は、おまわりさんの大ファンなんですよ」と伝え、いつもパトカーに手を振る話もしました。

 

去っていくおまわりさんに、息子の代わりに手を振り、「だいじょうぶだよ」ともう一度言いました。

 

感謝! 敬礼! ピシッ!

 

 

 

あれは、3年まえの4月。

 

家族でお花見に行こうとウキウキで、岡山の後楽園に向かっている途中。

 

ある、踏切沿いの道を進んでいました。

そこで、一旦停止する場所がありました。

 

いつもは交通ルールをしっかりと守る旦那さんが、なぜかその時だけ一旦停止せずにスルーしました。

 

ファ~ン!

 

白バイがやってきました。

そう、張られていたのです。

 

もうこれは、何の言い訳もできません。

だって、白バイが出てきた瞬間、旦那さんは車内でこう言ったのです。

 

「オレは、あえて一旦停止しなかった」

 

は!?

なに、その訳の分からない宣言は!

 

あんなに、前の車がウィンカー出さないっていつも怒ってるのに!

ルールは守れって言ってるのに!

今日はどしたの?!

 

それなのに、白バイの警察官に向かって、旦那さんは文句を言い始めたのです!

 

いやいやいや!

自分があえて停まらなかったって言いきってるんなら、素直に認めて終わらせて!?

 

ところがところが。

 

これがもう、揉める揉める!

 

警察官が何度同じこと説明しても、うちの旦那さんも何度も同じことを言います。

 

「危ないと思ってる場所なら、隠れずにそこに堂々と立って取り締まったら、危なくねかろうが! なんで隠れるんなら! 卑怯じゃねーか!」

 

「いやね、あなたみたいに停まらない人がいるから、取り締まらなくてはならないんですよ」

 

「だから、危ないと思ってるんなら、隠れるな! 堂々とそこに立って交通を見守れ! 卑怯だと思わないのか、市民を守る警察官が!」

 

「だから……(以下同文)」

 

私は、子供でも小学生でも間違っていると分かる、恥ずかしすぎるうちの旦那さんを止めるべく、車から出て、なだめました。

 

けども!

 

全然、言うこときかん!

どうしても納得できないらしい!

 

私は一生懸命警察官のフォローをし、旦那さんをなだめ、ほんとに、やっとのことでその場を去りました。

 

 

 

あれから3年。

 

昨日は日曜日で、朝から旦那さんとたくさん語り合いました。

 

私はその前日の土曜日に、ずっとひそかに思っていた自分の願いがハッキリと分かりました。

 

それは、旦那さんとできるだけ一緒にいられる仕事がしたい。

2人でできる仕事や、一緒にいる時間が長く作れる仕事をお互いがしたい。

 

そんな願いを打ち明けたのです。

 

それに対して、旦那さんは驚きながら、こんな話をしてくれました。

 

ちょうど前日の夜に男友達と遊んでいたのですが、その友達の奥さんの方がバリバリ稼いでいる夫婦らしく、そして、2人でこれから一緒に何かやりたいという話をされたそうです。

 

「うちと一緒じゃん! そして、思ってることも一緒じゃん!」

 

「そうなんよ、同じこと言うからビックリした」

 

私は具体的に、2人で一緒にいられる仕事をするというのは、具体的にどんな状況になるのか、どんな嬉しいことがあるのかを語りました。

 

すると旦那さんも「それって、天国じゃん!」と言い出し、「じゃろ!?」と嬉しくなり、2人で、そんな未来になったらいいなとワクワクして話をしていたんですよね。

 

ただ。

 

その際、どうしても、うちの旦那さんの思考を変えないと叶わないことがありました。

 

彼は、小学校2年生の頃、担任の女の先生がひどい人で、旦那さんのことをいじめていたんですよね。

 

聞くと、昔の先生はそういう人いたなと思うのですが、まあほんとに、酷い話がいくつもありました。

 

旦那さんは、その先生を恨んでいました。

恨むというレベルではない、ちょっと書くのをはばかるレベルです。

 

それこそ、3、4年前からそこを癒す必要があるので、コンサルをしたりもしていました。

 

なので、大分軽くはなっていたのですが、それでもまだまだここは解決してはいないのは分かっていました。

 

また、彼が繰り返しているパターンがあり、それとこの先生の件をあわせると。

 

「社会的立場がありその権力を行使できる人」に対して、「オレは絶対に許さない、認めない」というものがあるわけです。

 

それはちょっとやそっとのことで消えるものではありません。

 

娘と同じ小学校2年生、まだまだ幼すぎるどの男の子も女の子も可愛い盛りです。

 

そんな小さくてか弱い、繊細で大人の言うことは絶対的、という小2の子に、数々の酷い対応をしてきた先生を許せるわけがありません。

 

頭ではもう許してもいいかもしれないと思っても、心がそれを許しません。

 

「数年前に一旦停止で捕まった時もそうだけど、ひろくんは、社会的な立場が強い人が卑怯なことをするのが許せないんだよね」と言いました。

 

そこから1時間、過去のインナーチャイルドを癒しながら、未来へ向けてコンサルをしました。

 

「納得した」

 

初めて、そう言ってくれました。

 

小2の出来事を癒すのに長い時間がかかりましたが、少しずつ時が満ちて、私たち二人が目指したい方向が見えたからこそ、納得できる瞬間がきました。

 

プールの授業で先生から溺れさせられそうになって、プールサイドで悔しくて恐くて悲しくて怒っている小2のひろくんが、やっと大人のひろくんに認めてもらえた瞬間でもありました。

 

「平社員でいい」からの脱サラ、からの「バイトがいい」と、どんどん社会的立場を捨てていき、その反面どこか納得できな感覚もあったひろくん。

 

誰よりも優しく愛を持っているあなたこそ、社会的立場を持って、あの先生とは反対のことをすればいい。

 

もう、これからは、社会的立場がある人に対して、否定しなくていいし、たくさん可愛がられたらいい。

 

その先生みたいな人ばかりじゃないし、あなたこそ社会的立場なんかに捉われず広く愛を渡せる人であれたときこそ、小2のひろくんが喜んでくれる。

 

「やっと、気づいてくれたんだね」って。

 

プールサイドにずっと立ち止まったままのひろくんは、やっと大人へと進んでいけると思います。

 

******

 

 

3月1日の朝イチで、警察に捕まるって最悪だよね!

この3月がダメダメになるっていう予感しかしないわ!

 

そう思ったのは一瞬だけでした。

 

冷静になり自分の過ちを素直に認め、むしろこれのお陰で事故をするかもしれない未来を変えてもらえた、感謝しかない。

 

私って、最高にラッキー!

今、この捕まってるこの瞬間、超ラッキー、最高!

 

そう思うと、3月がダメダメになるサインではなく、もっと良いことのサインなはずだと思いました。

 

すると、ちょうど3年前の今くらいの桜の時期に、ひろくんも一旦停止で捕まったなと思い出しました。

(ていうか、昨日話したばかりだったんですけどね、寝たらすぐ忘れる)

 

ひろくんにLINEを送りました、ひろくんも捕まったよね3月に、と。

 

すると、こう返ってきました。

 

「オレが捕まったのは、4月。で、警察にちゃんと言ったんじゃろうな?

なんで隠れとったん? って。笑」

 

 

3年前の4月に始まった、私たち夫婦の長い長い1つの期が、今3月に終わりました。

 

2人で一旦立ち止まり、どっちを向いて生きようか?

 

そんな話し合いが、どうやら、まとまったようです。

 

 

また、2人で進んでいこうと思います。

 

先生、3年前の一旦停止のサインは思ったより壮大でした!偉大なる夫と師匠に捧ぐストーリーです。

 

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