姑、すなわち「古い女」と書く

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)

 

 

 

私は、けっこう良い嫁だと思っています。

 

じゃあ、良い嫁の条件って何かと聞かれれば、「弱点を見せていること」です。

 

 

どんな人間関係にも少なからず「良いところを見せたい自分」というのがいるかもしれませんが、

私にとって姑だけは、全力で「ありのまま」を見せている存在です。

 

 

そもそも姑とは、なんぞやですが、「古い女」って書きますよね!

 

要するに、人生に突然登場してくる女子のセンパイ、ってことだと思うんです。

 

 

 

センパイは色々知っています。

自分より何十年も長く生きているだけで、そもそもベースの経験値が高いですよね。

 

 

何より、夫を生み育ててきて、それなりに苦労しながら、嫁と結婚するまではお世話や心配をしてきた人ですから、

大前提として人生のセンパイであり、夫と我が子の「元祖」であるのが、姑、だと思うんです。

 

長く生きているからエライとかではなくて。

 

 

ただ、姑の「私は色々知っている」という自負や誇りが、「奢り」や「プライド」として転換されてしまいがちなのが、嫁です。

 

 

嫁は家の中に、人生に、突如として現れた若い女、つまりマウンティング対象者なわけです。笑

 

 

女性同士が集まる場で、目に見えないマウンティング合戦が始まるのと同じで、やはりそれは嫁と姑の間でも静かに起こっています。

 

 

嫁としては、ここを乗り越える必要があるんですよね!

 

 

逆に、ここさえ乗り越えられると、うまくいきます。

お互いが最大の味方になるからです。

 

 

 

ここで大事なのは、姑とうまくいかないと夫ともうまくいかなくなる確率が高くなる、ってことです。(あるあるですよね……)

 

 

嫌いな女性から生まれた夫を認めることができないし、似ているところを見つけると寒気がするなんて話もよく聞きます。(コンサルの相談内容でも多いです)

 

 

 

だから、結婚した女性は、姑との関係性で、その先の人生がより楽しくなるのか、段々と苦しくなるのか、が大きく分かれるんじゃないかと思うんです!

 

 

 

乗り越える方法としては、とにかく自分が嫌いなこと、苦手なことを、センパイに徹底して伝えることです。

 

 

自分の弱点、ウィークポイント、として伝えておくんです!

 

 

 

例えば、私はご飯を作るのが本当に嫌い、部屋は散らかっている、ということを伝えています。

 

すると、この弱点を補える力があるセンパイは、全力で補おうとしてくれます。(何より息子のために!)

 

 

ご飯が作るのが大嫌いな嫁だからこそ、センパイとしては「じゃあ私が」となり、大手を振って「家においで」と言え、孫にも息子にもたくさん会えます。

 

私自身も死ぬほど助かります。

 

 

 

そして、部屋は散らかっているのが通常モードだと認識されているので、突然の訪問なども堂々と案内でき、

巷で聞く「チッ! 急に来やがって!」というのがないし、センパイ自身の家の方も気を遣わないでいてもらえます。

 

 

ちなみに、弱点がセンパイと共通の場合ですが、これは、マブダチになれます!

 

 

うちの場合は「冷えに敏感なところ」なのですが、「冷え性」を打開するためのアイテムを差し入れすると喜ばれ、センパイもご飯に生姜をよく混ぜ込んでくれます。

 

 

こんな風に、最初から弱点を見せることで、実は信頼も得ています。(犬がお腹見せるやつ)

 

 

センパイとしても、自分の弱点をさらけ出しやすいので、たまたまこちらが得意なことだと頼ってくれます。(うちの場合だと、スマホの操作)

 

 

最初から弱点をさらけ出すことで、一瞬にしてマウンティングの必要なし! と判断してもらえ、ムダな軋轢が生まれないんですよね。

 

旦那さんも板挟みにならなくて済み、孫も可愛がってもらえ、皆が平和です。

 

お義母さんと旦那さんと娘が3人であるいてると3世代、顔が似すぎてて恐ろしいほど!笑

 

逆に、「できる自分アピール」は不必要で、そんなものは後から自然と、センパイのペースで認めたいところだけ認めてくれるようです。

 

 

私自身も、10年ほど「できない嫁」でやってきて、ご飯や子育てなど色々な面で頼りっきりでしたが、

たまたま数年前に旦那さんが仕事を辞めてしまい「この先どうするの?」と不安になっているセンパイがいました。

 

 

 

私は、「いざとなったら家を売ってもいい。一度きりの人生なんだから応援したい」と言ったら、泣いて「ありがとう」と言われました。

 

 

 

他にも、災害や病気のときや、仕事への意欲などを見て、「たくましい嫁だ!」と思ってくれているようです。

 

 

 

姑、それはシンプルに、

「女子のセンパイ」だと思ってマスターせよ。

 

 

 

最大の敵が、最大の味方になったとき、お義母さんは「思い残すことはないわ」と安心して、あの世に行けます。

 

「我が息子にして、この嫁あり」

 

センパイを誉れに導けるかどうかが、嫁の重要な役割だと思います。

芋づる式に、ご先祖様も誉れ~♪ になりますしね!

 

 

 

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