時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)
旦那さんの嫌いなところってありますか?
以前の私は、ずーっと旦那さんのことを「頼りない」と思ってきました。
もっというと、「男らしくない」の方がしっくりきます。
例えば、ずっと地元に住んでいるのに、道をしょっちゅう間違えるんですよ。
道を覚えられないことが、本人にとっても悩みだったのですが、助手席に乗っている私はもっとイライラ!
だって、店に入って出る時に、反対側に出るんですよ?
建物の感じとか、右折して入ってきたから出る時は左だとか、分かるじゃないですか!
それがどうしても覚えられないんですよ。
私が隣から「あっちの道の方が早いよ」なんて言うと、「うるせー!」って。
いっちょ前にキレるなら、道覚えてからにしろよ! ってよくケンカになってましたね。(笑)
とはいっても、普段から仲は良かったので、そんな調子のまま15年以上一緒にやってきていたのですが、
ある時、この道を覚えられないのが男らしくない、という自分の中のつまらない前提に気がつきました。
どうしても、私の中では、彼を「男らしくない人」に仕立て上げる必要があったわけです。
「男らしくない人」にするためだったら、道を覚えないことを使おうと、仕事がキライだということを使おうと、なんでも良かったんですよね。
とにかく、どんなネタを使ってでも「男らしくない」を証明したいだけだった、ということです。
もちろん、無意識ですよ。(怖い!笑)
表面では「男らしい人」「頼りになる人」になってほしいと、それを心から願っていたんです。
まあ、「願っている」時点で、その真逆の人という前提で、彼を見ていることになるんですけどね。(笑)
私がその「男らしくない」という前提を持つためには、色々な要素が絡んでいました。
例えば、元カレ。
それから、私自身の強さ。
そういった要素が「男らしさ」の在り方を捻じ曲げていたんです。
さらに、その歪んだ「男らしさ」を旦那さんに押しつけていたのですから、旦那さんもたまったもんじゃないですよね。(笑)
本当に悪かったなと思います。
去年の秋祭り!
私が目が覚めたのは、じゃあ、「本当の男らしさって?」という視点を持ったことです。
子供や女性に優しいこと
友達を大事にしていて、友達からも愛されていること
親や兄弟を大事に思っていること
優しい心の持ち主であること
人の痛みが分かること
思慮深く、鋭い視点を持って物事を見抜けること
女性を大事にすること
ちょっと考えただけでも出てきた旦那さんならではの「男らしさ」。
実は、「真の男らしさ」を持つ人だったんだなとようやく分かったのでした。
つきあってから15年経ってやっと……!(笑)
ただ、私の歪んだ「男らしさ」を押しつけていたことで、良かったこともあるんですよ。
今では、道をよく調べるようになったり、ナビをちゃんと使ったりするので、道に迷うことはなくなりました。
私はもうまったく道に関しては「どうぞお好きなように♪」と思うのですが、
間違えないことで時間のロスや、危険度は減りますもんね。
それから、仕事がキライなのも「男らしくない!」とイライラしていたのですが、そんなの本当に私が馬鹿者でしかなかったなと……。
嫌いな仕事なのに、毎日、朝早くから夜遅くまで、家族のためにがんばってくれることほど「男らしい」ことはないですよね……!
私なんて絶対にムリですから、嫌いな仕事をするのは。
もちろん仕事は楽しいに越したことはないけれど、それぞれの人生のストーリーがあるんですよね。
少なくとも、「仕事が嫌いだなんて男らしくない!」という、バカな決めつけをしていたことを本当に申し訳なかったなと思います。
「あなたこそ、男の中の男だ!」
今は、ハッキリと、そう思います。
いや、そもそも、男らしさなんてもうどうでもいいです。
ただ、頼りになる、私にピッタリの男性だというだけですね。
こう思えるようになったのも、旦那さんに「勝手な男性像」を押しつけていたことに気がつけたからです。
詳しくは、フォレスト出版から出ている佐藤由美子氏の『GREAT WISDAM 偉大なる叡智』に、私と旦那さんの「道に迷う」という話が載っているので、ぜひ聴いてみてくださいね。
聴き流しているだけで、「偉大なる叡智」がダウンロードされる教材です。
ケンカしたり、反省したりしなが、結果的に、「頼りがいがある頼もしい男性」になってほしいと思い続けてきた願いは、叶いました。
今は、本当に安心感に包まれて生きています。