不安も不満も消す魔法の時間

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)

 

 

今朝、雨の中、傘をさして娘を送り出してゴミ出しに行った帰りに、中学1年の男子3人が通過しました。

 

毎朝通過する3人組です。

 

 

なんと、目の前で、一人の男子のカバンが後ろの荷台からボテッと落ちました!

 

 

気づかずに走り抜けようとするので、
「おいおいおい! カバンが落ちとるで!」

と、声をかけると、3人が振り向きました。

 

 

落とした男子は「あ、ほんまじゃ」と言って、自転車を止めたのですが、残りの2人はすぐに前を向いて、何もなかったように走り去っていきました……!!

 

は!?
どゆこと!?

 

 

で、私がカバンを拾って荷台に載せて、カバンを縛っていたヒモを巻き付けようとしたのですが、うまくいきません。

 

 

だって、私は右手に傘をさして、5才の傘さしてる息子が車にひかれないように確認しながら、ですからね!

 

 

その間、その男子は、私が四苦八苦しているのをボーッと見てました!(笑)

 

 

「ちょ! あたしが自転車持っとくから自分で縛り直して!」

 

 

そう言うと、やっと自転車から降りてその男子は自分のカバンを荷台にくくりつけました。

 

 

で!
で!

最後のゴムヒモの丸くなっているところを、荷台の出っ張りのところに引っかけて終了じゃないですか、中学のカバンの取り付け方って。

 

 

その最後の丸くなっているところを引っ掻けて終わり! と思ったら、引っかけ損ねたらしく、

シュルルルン!!!って……!!

 

 

おいコラ!
ちゃんと引っかけんかい!

 

男子は「アレ……」って言いながら、先に行ってしまった友達たちの方をチラ見……。

 

 

そうだよね、悲しいよね、置いていくってないよね。

てか、一言でも「先に言っとくぞ」とか普通言うよね……。

どういう神経してんだ?

 

 

 

そう切なくなりながら男子に、

「ほら、もう一回やらんと!」

と言うと、気を取り直して今度はけっこうな勢いでグルグルと巻き上がりました!

 

 

で、自転車に乗って行こうとしたのですが、
おいこら待て待て待て待て!!

 

 

カバンの1/3の部分に集中的に巻いてるからグラングランしてるんですよ!

 

「また落ちるて!」

 

 

私はゴムヒモを全体に巻くように動かしました。

 

「よっしゃ! これで学校までなんとか行けるだろう!」 と言うと、

「ありがとうございました」と男子生徒。

 

 

 

その後ろ姿に、

「行ってらっしゃい! がんばれ!」

と大きな声援を送ったおばちゃんなのでした。

 

 

 

ちなみに、先に行った男子はすぐ近くに住む子です。

 

 

どんな事情があって一緒に学校行ってるのか、どんな事情があって完全スルーして学校に行ったのかは、私には知る由もありません。

 

 

がしかし!!!

待ってやれないのか、おい、と。

 

 

一言も発せず何事もなかったかのようにチラ見して自転車こげるのか、おい、と。

 

 

で、この男子も男子!

かなりの「受け身」体制です。

 

 

 

日本大丈夫かい、とけっこう本気で思いました。(笑)

 

 

 

と、そこへ、近所のいつもうちの家庭菜園の面倒を見てくれるおばちゃんが登場したので、今起きた出来事を話したんです。

 

「全然待たずに、サーッって行っちゃってさ!」と。

 

 

すると、おばちゃんも最近、同じような経験をしたそうです。

 

 

畑の前にかなり深い溝があるのですが、そこに2列に並んで走行していた女子高生二人のうち、一人が見事に溝に落っこちたそうなんです、目の前で。

 

 

ビックリしたおばちゃんは、急いでそこへ駆け寄ったのですが、一緒にいた女子はボーッとしたまま何もアクションを起こそうとしないそうで。

 

 

かなり深い溝なのでおばちゃん一人では持ち上げられず苦戦しているのに、その女子はボーッと突っ立ったまま。

 

「あんた、そっちの後ろ側を持ち上げなさい!」

 

そう言うとやっと女子は行動したそうです。

 

 

で、落っこちた女子は女子で、その深い溝から上がろうとしても上がれずで、おばちゃんが手を差しのべたそうなのですが、

「一人で上がれますから大丈夫です」と!!(笑)

 

 

キミは、アホか!

さっきからもがいてても上がれてないからこそ、おばちゃんが手を出したんだろうに!

 

で、結局、おばちゃんの手を借りてなんとか上がれたそうです。

 

で! その間も、もう一人の友達女子は、突っ立ったまま!(笑)

 

 

「この先の日本が心配……」

 

 

70才前のおばちゃんが心配する気持ち、すっげーよく分かったよ、私もさっきね!

 

 

どんな教育してんだか! 親は! って、ついつい思っちゃいますよね、自分の若いときを棚にあげて。(笑)

 

 

 

とは言うものの、そんな単純な話ではなくて。

 

 

私は、自分事としていろんな角度から感じてみました。それは割愛するとして。

 

 

 

ただ、大きな時代の流れや風潮というものがあるとしたら、子供たちはそれには逆らえないとは思ったんですよね。

 

 

「親の顔が見てみたいわ!」

たしかにそう思ったのですが(笑)、親は一生懸命育てても、そういう特徴を持つ世代なのかもしれなくて、一概には言えないですよね。

 

 

 

まあ、とはいえ、時代がどうあったとても、私は私の思ったように行動するし、子育てするしかないので、うちの子には「落ちてるゴミは拾う」背中や、溝や田んぼに落ちたり、カバン落としてる人は全力で助ける姿が見えていると思います。

 

 

それが良いとか悪いとかじゃなくて、それしか出来ないから、仕方ないと思うのです。

 

 

ただ、子供は私のどんな姿を見たとしても、自分が好きなように取り入れたり、削ぎ落としたりして、自分が展開していきたい人生をクリエイトしていくんだと思います。

 

 

いくら私がこういう性格でも子供はどう育つかは分からないですからね。

 

 

そう思うと、今朝の中学生やおばちゃん談の女子高生たちは、私にそういうことを教えてくれたのかもしれないなと思うのでした。

 

 

親と子は別もんやで~、と。

 

 

ある意味気楽な気もしますし、やっぱり寂しいですね。

 

 

 

夕方、今日と明日にお弁当作りが続くのでエネルギー持たないわと思い、5才の息子と一緒にスーパーに寄って晩ご飯用に、惣菜を買いました。

 

 

私は嫌いなのですが、家族は好きで安く済むのでコロッケを買いました。

 

 

どしゃ降りの雨の中、車に走って戻り、「さあ、帰ろうか!」と動き出そうとしたのですが、ふとお腹が空いたなと思いました。

 

 

家に着くまで時間がかかるので、息子に「今買ったコロッケ食べようか!」と提案すると、「うん!」と嬉しそう。

 

 

偶然にも、ダッシュボードの中に、ついこの間割り箸を潜ませたばかりでした。

 

 

お箸でコロッケを割って、口にほおばると、あれ、なぜか嫌いなはずのコロッケが美味しい……?

 

 

息子も「美味しい~!」と、ニコニコと笑っていました。

 

 

 

日本の未来は心配だけど。

子供と親は血が繋がっていても別ものだけど。

 

 

 

そんなのどうでもよくて、ただ、今、こうやって生まれて初めてコロッケが美味しいと思った、

それはきっと、「目の前の大事な瞬間だけを見ていればいいんだよ」と言われているような気がした、そんな優しい雨が降り続いた1日でした。

 

 

ーあとがきー

今日の岡山は、朝から夜までずっと雨でした。

「おいおいおい! カバン落ちてる!」

呼び止めたところから、上記のように、
「親の顔、見てみたいわ!」
「日本、大丈夫か!?」
と思う流れからなりました。(笑)

 

ただ、私はたぶん、今日初めて、心から「雨の日も好きだな」と思えるようなっている自分に、書きながら気がつきました。

 

この記事を書かせてそのことを顕在化させるために、中学生がカバンを落としていったのかもしれないと、今これを、あとがきとして書いていて、そう思います。

 

思えば、日中も雨の中、外出しないといけないことがあったのですが、いつもなら雨だと憂鬱なのですが、なぜか今日に限っては「雨である“今”を楽しむ」という感覚がありました。

 

そして、最後の雨のスーパーの駐車場での出来事。

こうやって、綴ってみるまで意識できませんでした。

やはり、言葉には特別な力があると、改めて思います。NEW AGE~あなただけの「存在理由」を創る~

 

 

 

愛で満ちた時間は、いつだってどんな状況だって、「今このとき」にあるのだと、そんな気持ちになりました。

 

 

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