差別は家のなかで育てられている

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)

 

 

 

4才の息子のハルくんが、庭のあちこちに、水をまいていました。

 

 

「何をしてるんだろう?」

と思っていると、

 

「ママ、お花に水をあげてるよ」と言われました。

 

 

お花!?

 

……

 

いやいや、それ、お花じゃなくて、THE雑草なんですけど……。

放置しっぱなしの草が、花をつけただけなんですけど……。

 

 

うーん……。

 

子供って……純粋~! キュンキュン!

 

 

てなわけで、庭の雑草に毎朝水やりをしてくれて、雑草がさらに生い茂る……。

そんな千神家の庭よりリポートをお送りしました。

 

 

 

子供は、お花と雑草の区別なんて、ついてないわけですよね!

 

 

花が咲いていたら、それは、当たり前に「花」なわけで。

 

 

 

そういえば、以前、蝶々と蛾の区別を調べたことがあります。

 

止まっているときに、羽を広げているのが蛾で、閉じているのが蝶とかなんとか。

 

 

 

でも、蛾にもすごくキレイなものもいるし、蝶にも全然キレイじゃないのもいて、やっぱり別に区別しなくていいんじゃないかなとも思ったりしました。(区別してない国もある)

 

 

 

区別したとたんに、どちらか片方を美しいとか貴重だと見なすようになったりして、もう片方はそれ以下である、とする傾向があるように思います。

 

 

これこそが「差別」となっていくのかもしれませんね。

 

 

むしろ、片方を上に持ち上げるという「差別」がしたいがために、人は、「区別」したくなるのかもしれんな、思ったり。

 

 

 

実際に、庭の花を「“雑”草」と呼びますしね。(笑)

 

その、「こっちは、ちょっと上」みたいなある種の優越感や希少価値を教えているのは、やっぱり大人なんですよね……。

 

 

こうやって、子供は、花屋さんに売っているような花だったり、立派に咲かせてる花の方が、雑草より価値がある、と思うようになるんだろうなと思ったんです。

 

 

それが悪いとかそんなことではなくて、「差別」というのは、

こうやって、脈々と続いてきている身近な「区別」から始まっていることがたくさんあるんだろうな、ということが言いたいんです。

 

 

 

私自身、「差別はいけない」と思っていました。

 

 

でも、そうやって「自分は差別なんてしてない」という自分事になっていないスタンスでいることの方が、ちょっと気味悪いというか。

 

 

 

もちろん、差別なんてしてるつもりはなかったのですが、息子の水やりを見て、

自然と「区別」している自分に気がつき、これが発展して「差別」になるのかもしれないと、そう思ったんです。

 

 

 

息子が一生懸命、すべての花に(雑草に)水をやっている姿を見て、そういうことを考えさせられた母でございました。

 

毎朝、庭をぐるぐる順番に水やりする可愛い姿を盗撮❤️

 

 

ちなみに、夏といえば定番の「G」なんかも、そうですよね。

 

 

北海道は寒いからGが出ないという噂は、北海道の方に確かめたらやはりその通りでした。

 

 

見たことがないから、いざ東京など他の地域で見かけても、別に「怖くない」と。

 

 

あれも北海道の親が、Gの存在を知らないまま育っていくから、

その子供に「キャー! 恐い! 気持ち悪い!」と騒ぐことを遺伝させていかないわけですよね。

 

 

 

それ以外の地域は、親がギャーギャー騒いでいるのを見るからこそ、

「あいつは気持ち悪い生物なんだ」と認識するわけで。

 

 

 

同じツヤ感を持つカブトムシは、貴重なんですよ。

ただゆっくり歩いて、森の中で遭遇するだけで。

 

Gは、ツヤ感とは呼ばれず「テカテカ感」と言われます。

ただ、速くて、夜キッチンに行ったら遭遇するだけで。

 

 

差別感、ハンパないですよね……。

 

 

まあ、もちろん、突如感とか、不潔感とか、諸々理由はありますけどね。

 

にしても、北海道の人は恐がらないわけですからね。

 

 

やっぱり、親がどう教えていくか? だと思うんです。

 

 

 

かといって、「みんな同じ虫だよ~♪」と言って、教えることができないのは仕方ないですし。

 

 

もちろん、そういう方もいると思いますが、そうじゃないといけないということもないと思います。

 

 

ただ、「差別は良くないよ」と思っていたり、それを子供にそう教えたりするのは、ちょっと表面的かもしれないなと。

 

 

 

ちなみになんですけどね、去年、数年ぶりにわが家のキッチンにGが出た時の話です。

 

 

私は娘に「虫が死んでる! 恐い!」と言われたので、まさかG? と思って、娘に何色か尋ねました。

 

 

「ゴールド!」

と言われたので、

「ビックリした~」と安心しながら、キッチンまで行きました。

 

 

すると、そこには、朝日に照らされて、まさにゴールド!

黄金に輝くGが死んでいたのでした……!! 神々しい!

 

 

なぜか、あまり恐くなくて、自分で処理できました。(笑)

見た目がゴールドというだけで、恐怖心は変わるんですね。

 

 

 

というわけで、カブトムシとGは前々から「うーん」と思っていましたが、今回、雑草に水やりしている息子を見て、改めて考えさせられたのでした!

 

 

ご家庭ごとの教え方や伝え方、人それぞれの答えがあるので、正解も不正解もないのですが、

少なくとも、これからも立ち止まって考えていくことは大切にしていきたいなと思った出来事でした。

 

せっかく抜いた雑草が後から後から生えてきます。そこに水やりもしてくださるのでね……笑。

 

 

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