腹をくくるとピンチがチャンスに変わる

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介) 

 

 

私の人生最大のピンチと言えば、あれだろう。

 

 

短大の帰り道、歩道を友人3人で横一列で歩いていたら、後ろからチリリンと自転車のベルの音がし、

 

「おらー! そこどけや~!」

 

と、聞こてきたので振り返ると、金髪の女ヤンキーが載った自転車が2台迫っていた。

 

 

道を開けると「オメーら、邪魔なんじゃ!」と言いながら通り抜けたので、私は、

 

「うるせんじゃ。」と呟いた。

 

 

すると、ものすごい向こうで、チャリがキキキーーーッ!と止まり、ヤンキーが振り返ってこう言った。

 

「おぉい、今、なんか言ったか……? あぁん?」

 

え……??

 

「あぁーん!? おめーらそこで待っとけやっ!」

 

ヤベー!!聞こえてたーーー!逃げろーー!!!

 

私たちは踵を返し、猛ダッシュで、逃げた。

 

 

「おい待てやー!コルァー!!」と二台のヤンキーチャリが追いかけてきた!

 

ハァハァ……! ヤバい!
このままじゃチャリに追いつかれる!

そう思い、学校の裏山に逃げ込んだ!

 

 

ここなら絶対見つからないだろうと隠れ、地面に片膝をつき、ハァハァ! と息をしながら顔を見上げると、なぜかユリがいないーー!!

 

「ユリはどこ!?」と立ち上がった瞬間!

 

 

「おぉ~~い。仲間がつかまっとるぞぉ~。えぇんかぁ~?」と聞こえてきた。

 

なんと、ユリはヤンキー達に捕まっていたのだ!!!

 

ウソじゃろ……。
私とイマちゃんはしゃがみ込み、顔を見合わせた。

 

「てか、どうしよ! どうしよ! マジでどうしよ!」と二人でワタワタしていたら、また聞こえてきた。

 

 

「オメーら、仲間見殺しにする気かぁ~?あぁ~ん?」とのこと。

 

そう、ヤンキーはいつだって仲間を大切にする生き物。

素晴らしい生き方。

 

 

そもそも私が「うるせー」とついウッカリ言っちゃったのが原因……。

ユリもイマちゃんも何にも悪くない。

 

こうして身を潜めていると、なんだか昔の思い出がよみがえってきた。

 

 

子供の頃、公園のトイレで用を足していたら、外からお姉さん達の声が聴こえてきた。

 

「この服、鉄棒にかけてたのに、なんでゴミ箱にかけられてんの? 誰、これやったの?」

 

私はトイレの中でピクッとなった。

 

え……? さっき鉄棒しようとしたら誰かの服が邪魔だったからよけたけど、あれ、ゴミ箱だった?

私……? やばい?

 

また違う人の聞こえてきた。

 

「そういえば、やよいちゃんがさっきそこで鉄棒してたよ。」

誰かの要らん報告ーー!

 

え……! どうしよ…。出ていけない…。

そのままトイレで身を潜めた。

 

 

お姉さん達は元々、私をかなり可愛がってくれていたので、責められることはなかった。

 

でも、お互い気まずくなり、その日以来パッタリとお互い目を合わさなくなった。

悲しかった。

 

素直に出ていって「気づかなくてゴメンなさい」と言えば良かったのかもしれない。

 

 

ハッ……!
我に返った。

 

あの時のピンチよりももっとピンチ!!

 

今度は自分だけじゃなくて、仲間もいる!(しかも私のせい)

勇気を出せ、やよい!

 

ここは自分でケジメをつけなければならない場面……。

 

今度こそ飛び出すんだ! 行け!

 

いや、でも、なんだかスゲー悔しいんすけど!
クソーー!

逃げ切れると思ったのに!

 

ダメだ……行け!

 

自分をなくさぬために……。

 

今から一人で、これから一人で、殴られに行こうかぁ……。

 

「YAH YAH ヤ―……。」ゆっくりと姿を現した。
すぐさまヤンキー二人が、模範的な歩き方で、

「おぅ、オメー、そんなとこに隠れてやがったのか!」とオラオラと近寄ってくる。

 

ユリは俯いている。

 

私は目をつむった!

さぁ! こい! 殴られてやる!

来いやぁっっ!!

 

……

 

……

 

ところがソッコー殴ってくると思ったヤンキーはこう言った。

 

「オメーさぁ、あんな道で横一列になっとったら通れんじゃろ? 危ないよ?」

 

……

 

せ、正論……。

 

ご、ごもっとも。大正解!

仰る通り!!

私が悪い!!!

なんも言えねー!!!!

 

 

「すみませんでしたぁっっ!!!」

すぐさま90度で、深々と頭を下げた。

 

 

するとヤンキー達は、

「もうええわ! 謝るんなら許したるわ!」と言うではありませんかぁぁ!!涙

 

 

なにー!?

ヤンキーの姿した天使!?

闇から現れた光の使徒!?

すんげー愛に溢れてるんですけど!!

わたし、殴られなくて済むの!?

マジで助かったんですけど~!!

 

恐かった……。

だって私、ふつうの女の子なんだもん。

 

 

ドラマチックな展開にユリもニコニコ、イマちゃんも出てきた。

ふぅ~! 一件落着。

 

 

「てかよぉー!?マジであぶねーべ、気をつけな~。」

「ごめん~。反省してます~。」

 

ヤンキーの姐さん達と仲良くなり携帯番号を交換し、手を振って別れた。

 

 

そう、その時はなんとか逃れても、時を超え、人を変え、なんなら事態をもっと悪くして(トホホ)、本質が同じ状況は、何度もやってきます。

 

 

私たちがやり残したことに、もう一度挑戦するために。

 

 

それは、お金や恋愛、夫婦や人間関係、仕事で、一見トラブルやピンチに見える形かもしれない。

 

でも、実はそれは「課題を終わらせる」ためのチャンスなんですよね。

 

ただ、一人で立ち向かうのは本当に怖い。

その気持ちが痛いほど分かる(遠い目)私は、

「徹底的に寄り添う仲間」としてクライアントさんの傍にいることにしています。

 

 

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