4才児をナメた母親が一杯食わされた話~恋せよ乙男~

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)

 

 

 

もう寝ようとしたとき、息子が急に動物園に行った時のことを思い出したらしく、ゾウを見たことや、お昼ご飯を食べてことなど、二人で話しました。

 

 

最後に、「ほんと楽しかったね~。でも、こういうのもきっと忘れちゃうんだろうねぇ。笑」

と軽く言ったら、驚いたことに、息子が泣きだしました。

 

 

「え、どしたん!?」とたずねると、

 

「忘れたくない……うぅっ」と声を詰まらせて泣くのです。

 

 

4才の小さな胸を痛ませてしまい、かわいそうなことをしたなと思った私は、息子を思いっきり抱きしめてこう言いました。

 

 

「そうか、忘れたくないんだね。大丈夫、そう思ったんなら絶対に忘れないよ。

こうやって『忘れたくない』って思ったことも一緒に覚えとこう」

 

「うわーーーーーん!!!! 忘れたくないーーー!!」

 

 

めっちゃ泣き出した……。

 

 

私も小さい頃、こんな風に切なくて苦しい気持ちに押し潰されそうになって、よく一人で泣いていたことを思い出しました。

 

動物園の帰りの車で疲れて寝ているお口に、お姉ちゃんからイタズラされてポッキーを詰め込まれている図

 

 

子供が持つ人として生きていく上での大切な感覚や感情って、実は大人以上なんだろうな……ただ、脳の発達具合で、言語化ができないだけで。

 

 

「忘れたくないーーー!!」

 

まだ泣いている息子、本当にかわいいな。

 

 

 

細かい出来事は忘れてしまっても、大人になるにつれて奥の方にしまい込んだとしても、必ずどこかで思い出すときがくる。

 

 

それは決して愛や夢だけではなく、悲しみや切なさなども混ざっているから、大人になって思い出すのは少々怖いモノなんだけど。

 

 

勇気をもってそのパンドラの箱を開けてみると、中には、こんなにも素晴らしい「大切な感情」が詰まっている。

 

 

それは、私自身がちゃんと箱を開けてきたからこそ「大丈夫」と言ってあげられるし(言葉ではなくエネルギーで)、

「覚えていてほしいな」と願う母としての自分にも「大丈夫」と言ってあげられる。

 

 

時空力コンサルでクライアントさんがパンドラの箱を開けた時に、たくさんの愛で押し潰されそうになって号泣している姿も見てきている。

 

 

「ハルくん、大丈夫、忘れないって。ほら、ドラえもんの歌でさ、『大人になったら忘れちゃうのかな そんな時には思い出してみよう シャラララ』ってあるが。

だから、絶対に思い出せるよ」

 

 

だいじょうぶ。全部こころに刻まれていくよ。胸をトントンと優しくたたいた。

 

息子はピタリと泣き止んだ。

 

 

おぉ~泣き止んだわ! キモチの整理がついたんかな!

 

 

そう思ったのも束の間、今度はとつぜん「みーちゃんって誰?」と言ってきた!

 

 

またまたビックリ!

 

何で今!?

 

 

 

……えっと、みーちゃんって、私のバドミントン仲間のママさんなんですけどね、めっちゃくちゃ可愛い20代の女子なんですよ。

 

で、うちの息子が初めてみーちゃんに会ったその日に、ランチ中私がトイレに行く時に「ママが行ってる間に一緒に待っとこうね」と抱っこしてもらう機会があったんです。

 

 

息子は、私や夫以外の他人に抱っこされるのが初めて、しかも女性、しかも可愛い、かなり衝撃的だったみたいなんですよね。

 

 

その夜の興奮具合と言ったら!!

 

アップしてはいないんですが記事にしたくらい、ハッキリ言うと、みーちゃんに恋しちゃったんです。

 

 

 

ただもうだいぶ前のことなので、ここ数か月は「みーちゃん」っていう言葉をずっと口にしてなかったんですが、なぜか今! このタイミングで! いきなり……。

 

 

 

私は「え? みーちゃんって誰って、バドミントンで抱っこしてくれた、あのみーちゃんのことじゃないの?(チッ)」と言うと、

 

満面の笑みで、「そうそうそうそうそう!!」と言うのです……。

 

 

 

さっきまでの、このママちゃんとの楽しい思い出を作ったことを忘れたくない! と悲痛な叫び声をあげていたのは何だったんだい? 息子よ……。

 

初恋のみーちゃんを思い浮かべてニヤついている息子よ……。

 

 

なんか腹立つわー、と思いながら、聞いてみた。

 

「ねえ、ママとみーちゃんどっちが好きなの?」

 

前に聞いた時は、困っていました。

 

果たして今回は!?

 

 

 

やはり、黙っています。

 

黙っているので、娘に向かって「ママだって!」と言うと、

 

「ウソつくな!! そんなこと言ってない!」と言うではありませんか!!

 

 

 

くっそー4才児のクセして~!

 

「はぁ!? じゃあ、みーちゃんかい!」と言うと、ニヤニヤ……。

 

 

そして、おもむろにみーちゃんとの思い出を語り始めました……。

 

「あの抱っこしてもらったお店の名前って、なんだったっけ? え、なもや? なもやー! 変な名前! あそこでさ~なんたらかんたら」

 

 

おい、さっそくじゃ!!

早速、ソッコーで、「動物園での忘れたくない家族の思い出」が、初恋の思い出で上塗りじゃねーか、このやろ!!

 

 

……

 

 

わたしの素晴らしいプチコンサルが功を奏した、ということにしてもらっていいですか……ウゥッ泣

 

入学式だけ行ってずっと休みの幼稚園。笑        ちゃんと行くようになったら好きな女の子変わるかな。笑

 

パンドラの箱がまだまだ空きっぱなしの子供、だから切り替えが早いんですよね…。
時に悲しくなるくらい……笑。

 

 

大人の蓋は固いですが、ただ、30代を過ぎたり子供を産むと、蓋がガタガタ言っています。

 

 

40代、50代なんて、もう蓋が開いたり閉まったりパッカパカしてます。

そうなると、もう、むりやり押さえてもダメですね。

 

中に閉じ込めている宝物たちが外に出たがっているので。

 

 

「大切な感情」をちゃんと認めて、ちゃんと泣いて、ちゃんと大事にしようと決めると、人は(4才児も大人も)ちゃんと自然に前を向いて歩けます。

 

 

次の素晴らしい体験に全身で出逢うために……。

 

 

息子よ、世界中のあらゆるものに恋せよ。
そして心を震わせろ。

 

 

 

……チッ。

 

 

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