120人の夫婦と60人の兄弟姉妹と過ごした「私の大家族」

未来を変える心理コンサルタントの千神弥生(ちかみやよい)です。(自己紹介

 

 

「地球を守りたい」

 

そう強く思ったのは、小学校1年生、7才の時でした。

 

 

さらに、たびたび、こう思うことがありました。

 

 

「もし世界中の人たちが助かるのであれば、私は私の命を差し出してでも救いたい」

 

 

 

なぜこんなことを、当時の私は思っていたのか?

 

 

 

それは、仲良しのお友達から見せてもらった図鑑がきっかけでした。

 

 

そこには、「あと50億年したら太陽が爆発して、地球もなくなる」というセンセーショナルな言葉がありました。

 

 

 

子供用の図鑑のクセに!

 

フォローなしかよー!

 

 

 

私は衝撃とショックのあまり、自分にできることはないのか? と悩みました。

 

 

 

「そうだ! ゴミを拾おう! 地球をキレイにしよう!」

 

 

 

ゴミを拾って地球がキレイになっても、太陽の爆発は止められないですけどね。(笑)。

 

 

地球がなくなると知って、居ても立っても居られない私がいたわけです。

 

 

※ちなみに、そこから44才の今に至るまで、道端を歩いていてゴミが落ちていたら拾い上げるクセはずっと続いています。(笑)

 

 

私が住んでいたのは、岡山県のとある田舎町の中の雇用促進住宅という団地でした。

5階建ての30世帯が住む建物が、2棟ありました。

 

 

私はその中の1号棟1階に住んでおり、とても活発でありながら、読書も大好きな女の子でした。

 

 

外で遊ばない時は、一心不乱に本かマンガを読み漁り、いろいろな場所の活字をついつい読んでしまう傾向にありました。

 

 

なので、本の読み過ぎでお母さんによく怒られていました、「目が悪くなるよ!」と。

 

 

実際にクラスメイトの中でも、ダントツ一番で目が悪くなり、メガネをかけていましたね……視力は、0.02です。(笑)

 

 

 

 

 

その団地には、合計で60世帯つまり大人の男女が約120人、

その子供たちが少なくとも約60人以上いたわけです。(そこで私は、ガキ大将をやってました)

 

 

 

 

当時は、2つの棟の真ん中が広場になっていたので、そこでたくさんの子供たちとお母さん方が遊んだり、くつろいだりしていました。

 

 

我が家は4人家族でしたが、学校以外の時間は、その団地のたくさんの家族を見ていたので、ある意味、大家族の中で育ったようなものでした。

 

 

「1号棟の3階の〇〇さん、のところの△△ちゃん」というように、ほぼ全員の親子の名前や顔を把握することなり、

いつもあちらこちらですれ違う大人たち、子供たちと会話をしていたわけです。

 

 

 

それが、けっこう面倒くさかったんですよ~!

 

 

というのも、大人が話している会話が私にとっては「汚くてバカな大人」というイメージだったんです。( ;∀;)

 

 

子供たちに関しては、遊んでほしいと大人数の子供たちに毎日つきまとわれていたので、

「お姉ちゃんとして振舞わないといけない面倒な子供たち」というイメージだったんです。( ;∀;)

 

 

 

家族がたくさんいる。

 

大人の男性と女性があちこちにたくさんいて、子供もたくさんいる。

 

なんかちょっと、面倒くさい気持ち……分かってもらえますか?(笑)

 

 

 

それは、今の我が子と比べて考えてみても、やはりかなり特殊な環境だったと思うので、このイメージになるのも無理はないと思うんですよね。

 

 

 

3才から小5といういわゆる潜在意識が形成される時期に、

この光景のなかで生きていたということが、どうやら今の私に大きな影響を及ぼしていたようなのです。

 

 

 

 

当時、その団地から新しいお家を建てて引っ越していくというお決まりの羨望コースがありました。

 

 

 

大体がすぐ近くに新しいお家を建てるので、遊びに行かせてもらっては、羨ましさとため息でいっぱいになっていました。

 

「早くここを出たい」

 

いつもそう思っていたので、

小5の時に(やっと!)違う町に引っ越すことになったと両親から告げられた時はめちゃくちゃ嬉しかったし、

憧れだった転校生になる自分に胸が躍りました。

 

 

 

そして、それ以降、私の新しい人生がスタートしました。

 

 

 

引っ越し前の記憶は、楽しいこともたくさんあったけれど、

いつもたくさんの大人に囲まれた面倒くささと子供たちがまとわりついてくる面倒くささ、

その感覚の方がずっと強く残っていました。

 

 

 

 

ところが、ある時、この感覚が「偽りだった」と気がつくことになったのです。

 

 

そのきっかけは、今現在の私の仕事、生きづらさや悩みを解決していく心理コンサルのなかでも使っている「インナーチャイルドセラピー」と出会ったことです。

 

 

 

「インナーチャイルドセラピー」とは、一般的にはトラウマと呼ばれる“心の傷”を癒やすセラピーです。

 

 

 

たまたま友人が「すごいから!」と絶賛していたことから紹介してもらったのですが、

小5の時の引っ越しが、実は、かなり深い傷になって私の中に残っていたようなのです……!

 

 

 

自分の中では、引っ越しに対してポジティブなイメージのまま大人になったので、驚きました。

 

 

 

もちろん、たしかに転校当初は元の友達に会いたいとは思ってはいたけれど、

すぐに新しい学校に慣れたので楽しくやっていたし、プラスのこともたくさんあったからです。

 

 

 

だから、引っ越し前の子供時代に関しては「面倒くさかった環境で育った私」として刻まれていただけ。

 

 

なんなら親からよく怒られていたので、まとめて“嫌な記憶”にしていました。

 

 

 

だから、あの団地の前で何十年もずっと立ち尽くしている子供の私を見つけたときは、驚愕!

 

 

もう号泣、号泣で、涙が止まらなかったですね……。

 

 

 

私はずっとずっと、何十年も自分の本当の気持ちに気づかないまま、

いや悲しいから見たくなかったから、ムリヤリ引っ越しをポジティブに捉えていたのです。

 

 

そして、あの子供時代に対して、ネガティブ見方をしていたのです。

 

 

 

 

でも、違った……!

 

 

セラピーのお陰で、あの団地で過ごした時間は「究極に幸せだった子供時代」だったのだという見方に変わったのです。

 

 

 

そこから、本当の意味で、私の新しい人生がスタートしたと思っています。

 

 

「インナーチャイルドセラピー」に出会えて、本当に良かったと心から思います。

ほんと、人生が、変わりましたね。

 

 

 

 

そして、なぜあの団地で過ごしたのか、なぜあんなにたくさんの家族が周りにいたのか?

その意味がつながったのは、「インナーチャイルドセラピー」の後で学んだ、「未来を変える心理学」のお陰です。

 

 

 

「未来を変える心理学」で、人生の点と点をつなげて、

過去のネガティブな出来事の裏側にあるポジティブな意味、未来からのメッセージを受け取ることができたのです。

 

 

 

 

男女が結婚して一緒になったからこそ元気に遊びまわる子供たちが存在している。

それは、世界の縮図であり、地球に生きる人間たちの原点。

 

 

 

それを、あの子供時代の団地の中で、私は見ることができていたのです。

 

 

「地球を守りたい」

 

これは言い換えれば、地球で暮らしている人間たちのこと。

 

 

「家族たちを守りたい」

 

これが、本当の願いだったのだと、気がつけたのです。

 

 

 

 

今の私の仕事、結婚生活のなかで苦しみ、生きる希望をなくしている女性たちの意識を変えるという心理コンサルの仕事は、

過去の私が手渡してくれたバトンだったのです。

 

 

女性が幸せでいられれば、男性も子供たちも幸せでいられます。

 

 

 

 

誰にでもある幼少期、これは人生の基盤です。

 

 

そして多くの場合、その幼少期の記憶はかなり偏っています。

 

 

小さくて狭い“子供の視点”でしか、世界を見ることができないからです。

 

 

 

でも本当は……

たくさんの愛と幸せがギュッギュッと詰まっている、大切な大切な時代。

 

 

 

そして、未来の私に気づいてもらえるのをずっと待っている、そんな世界なのです。

 

 

 

120人もの男と女たち、そしてその愛の結晶の子供たち、

いろいろあるけれど、みんなが幸せに暮らしていけますように……!

 

 

 

無意識のうちに生まれ出た、“私の大切な願い”を未来で叶えるために、あの子供時代は存在していたのです。

 

 

 

そう、たぶん、あの図鑑の言葉も……。

 

 

 

実は私は今、心理コンサルの仕事をしながら、毎日こんなふうに文章も書く仕事もしています。

 

 

 

まさか自分がそんな仕事をするとは夢にも思いませんでした。

 

 

書くのは、大変なので……。(笑)

 

 

 

でも、もしかしたら、これもあの図鑑に書かれていた衝撃の言葉の影響なのかも、と、今書いていて思いました。

 

 

 

あの時はかなりネガティブに受け取ったけれど、あれは、未来つまり今の私自身からのメッセージだったのかもしれません。

 

 

 

人の心に希望が宿るようにと願いを込めて書いている今の私からのメッセージ。

 

 

 

「地球がなくなる」そのくらいネガティブなメッセージじゃないと、星の数ほどの無数の記憶たちに埋もれてしまいますからね!(笑)

 

 

 

たった1つの言葉によって、私の人生は動かされている……。

 

 

深いようで単純な、単純なようで深い、人生の物語はこれからも続いていきます。

 

 

 

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