2回目のプロポーズは突然に

そして私は、男性の深い深い愛に気づいた瞬間大号泣したのです。

時空力コンサルタントの千神弥生です。(自己紹介)

 

 

せっかく頑張って晩御飯を作ったのに、何も言わず黙々と食べる。掃除や洗濯を当たり前だと思っていてお礼も言わない。

男性って、こんなところありませんか?女性のキモチなんてまるで解ってない行動や言葉ばかり。その態度にイライラ、愛されてないのか?、いやもうむしろ夫を愛していないかも?などと悩んでみたり。

 

私の旦那さんはこの典型的なタイプでして、昔から肝心なときに言ってほしい言葉を言ってくれない、とってほしい行動をしてくれない人でした。

 

一番許せなかったのが、私の両親に結婚の挨拶に来たときに緊張で何も言えずご飯だけを食べて帰ってしまい、後で父から「一体何しに来たんだ?」と笑われたことです。

そのまま結婚の流れになったので「改めてサプライズでプロポーズしてくれないと嫌!」と伝えていたのに、結局そのプロポーズもなかなかしてくれず、私が何回も言ってやっと。

それも「結婚してください」とハッキリ言葉にしてくれなかったのでずっと不満でした。でももうそんなことはすっかり忘れてしまうほど日々は流れていき今年で結婚14年。

 

先週、時空力コンサルのスキルを教えて頂いた佐藤由美子先生の新刊「シンクロちゃん ~ 一瞬で人生を変える10秒スイッチの法則 ~」の出版パーティー&セミナーに参加しました。

私はスタッフとしてパーティーを盛り上げるために佐藤先生や他のスタッフと話し合い、当日は80年代のレディースの総長みたいな格好をすることになっていました(笑)。

 

ところが会場に行くと、いやいやそんな雰囲気じゃない!「いや~これはレディースの格好はやめた方が…」と他のスタッフに相談したのですが「大丈夫だって~(ニヤニヤ)」と言われそのままセミナーの途中で総長にコッソリと変身したのです。

そしてある場面で200名近い参加者のみなさんが私の方を振り返った時、誰も私の総長姿を見て反応する人はおらず、何事もなかったようにまたみんな前を向いたのです!

え?こんななのに!?スルー!??

 

しかも、主役の佐藤先生まで完全スルー!!(先生は視力0.02だったことを後で思い出しました…笑)

 

さらにご主人でもあり「時空力メソッド」の名付け親でもあり脳科学の先生でもある杉本智先生が司会をされていたのですが、これまた完全スルー!(関西人だから笑いが大切!ってついさっき言ってたのにさ!)

 

休憩時間になりすぐさま杉本先生に「何でツッコミ入れないんですか!」と猛抗議(笑)。すると「何にも聞いてないしその格好ツッコミづらいわ!無茶言うな!」と。たしかに…。

 

「出来ればセミナー始まったらなんとか私にツッコミを!」とすがってみたものの、正直セミナーの流れや「シンクロちゃん」の内容と全く無関係のレディース総長。

みんなが一度見てスルーしたものを今さらまた突っ込むなんて…至難の業です。

 

セミナーが始まり私はもう諦めかけたその瞬間、杉本先生が「ここで悲しいお知らせがあります。」と切り出し、

なんと私の悲劇(総長姿スルー事件)を「シンクロが起こるときと起こらないときの違い」という観点から、脳科学も交えて説明してくれたんです!しかも笑いも入れつつ!

 

私はその強引かつ華麗なプレイに引き込まれしばらくボーゼンとしていましたが、ジワジワと「こんなにやりにくい場でツッコミづらい流れだったのに…。無理言うな!って言ってたのにちゃんと拾ってくれた…。」という感謝の想いがジワジワと沸きあがってきたのです。

 

それを感じていると今度は、怒りながらも結局いつも私の望みを叶えてくれようとしていた父の姿が浮かんできました。忘れ物をした私のために一時間近くかけて持ってきてくれたこと。電車と並走しながら車を飛ばして間に合わせてくれたことなど走馬灯のように甦ってきました。

 

反抗期に何度も衝突してめちゃくちゃ怒られた(ゲンコツとか、メガネが飛んでいったこととか)半ば恨みとも言えるような隠された奥底の感情が感謝に変わった瞬間、父から借りてきた3番アイアンを握りしめ涙を流していました。(総長が更正した瞬間?笑)

 

そして旦那さんに対しても、肝心なときに欲しい言葉がこないと思っていたけど、そんな表面的なところではなくもっともっと深いところでいつも私の望みを叶えようとしてくれていたことに気づきました。

 

私は男性の表面的な行動や言葉だけしか見えていなかったんですよね。

 

これを心から感じてしまった私は、会場のみなさんは楽しそうに笑っているのに、一人机の下にうずくまって号泣したのです。

あとからあとから、男性の深い愛への感謝が溢れてきて涙が止まりませんでした。(涙で役割の仕事も出来ず先輩方にも感謝でした。)

 

 

パーティーが終わった翌日の午前中、旦那さんが3年半ぶりに正社員の仕事が決まりました。(ここでは書けないのですが、様々な事情があってバイトでした。)関連記事:【実話】さげまん歴18年からのV字回復劇

 

そして、こう言われたのです。「動き出さないと何も始まらなかった。やっと分かった。今までごめんな。」と。

私は涙をこらえて「よかったね。」と言いました。

 

続けてこう言われました。「この仕事を続けていけるか分からないけど、それでもとにかく動いてみる。失敗なんてないって分かったから。今まで働いてきた会社のお陰で、自分のことがよく分かった。自分がいかにダメだったのかも。今は本当に感謝しかない。」と言いました。

いつか15年勤めた前の会社に感謝できる時に本当のスタートが切れる、私は旦那さんをコンサルしたときにそう言っていました。

 

年末に「今度こそ惜しまれながら辞めたいから残業を頼まれても絶対に断らないんだ。」と言っていたのですが、それから今日まで私が早く帰ってきてほしいと頼んだとしても絶対に残業を断ることなくほとんど休まずひたすら働いてきました。

 

今回もう行けなくなることを会社に言わなくてはなりませんが旦那さんとしては、やはりみなさんから「えー!」などと言われたい様子でしたが最後にこう言っていました。

「ただのバイトでもやっぱり惜しまれたいという想いがあるんよ。だから会社のみんなが大した反応じゃなかったら正直寂しい。でもこれはやっぱり自分のなかの問題なんよな。分かっとる。そう、オレはやりきった。今度は悔いなく次に進める!」と。

 

私は「泣いてもいい?」と聞きましたが、旦那さんからは「なんで泣くんじゃー」と言われ笑われました。

洗い物をしながらすすり泣く私の声は聞こえなかったかもしれません。うちの母にも「ご心配をおかけしました。ごめんね。」と伝えると泣いて喜んでくれました。

 

 

今朝「お弁当作ったよ~」と言うと「おーありがとう」と返ってきたので耳を疑いました。何より真っ先に小1の娘が「え!?」と聞き返していました。旦那さんは普段「ありがとう」の代わりに「おう」と言うので、彼の口から「ありがとう」の言葉を私たちは聞いたことがなかったのです(笑)。

 

「今なんっつった!!??」と二人で何度も突っ込んだのですが、「しつこいなぁ。ありがとうだからありがとうじゃ。」と照れながらあと数回しか行かない職場に行きました。きっと今日も残業です。

 

 

ところで「シンクロちゃん」のセミナーで配られた、この本のシンボルの飴ちゃんがあるのですが、この飴を食べると凄いことが起こった!という声が先生の元に続々と届いているようなんです。

 

そういえば私、セミナー真っ最中に一番後ろの席だったことを良いことに、多分誰よりも早く飴を舐めていたんです。しかも、ちょうどその時、私は総長の準備のため上の空でしたが、杉本先生がシンクロを起こす方程式をホワイトボードに書いていた時でした。

 

号泣が起こったのはその直後。そしてすぐ翌日の旦那さんの3年半ぶりの正社員決定。

 

ホワイトボードには「感謝」という文字が書かれていたのを思い出しました。

 

 

「イケてる」「美しい」などは、自分と他者の両方ともが思って初めて成立するという天秤座の特徴を持つ私が、あんな場であんな格好をするというのはハッキリ言って拷問レベル、恥、一生涯の中でもトップクラスのダサさでした。

 

それでも任務遂行したのは、感謝しかない先生方に先輩や同期、会場に足を運んで下さるみなさんを盛り上げたいがためだったことも後から思い出しました。

 

シンクロニシティは偶然の一致性という意味で、言い換えると人生のステージが上がっていくために必要な、奇跡的な出来事が起こること。どうやらそれは「心からの感謝」なしでは起こらないようです。

それに「シンクロちゃん飴」も…。

 

⚠画像にいたずらしてます笑。すべてのカップルに幸せになりますように…❤

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